家の価値

家賃を払うより家を建てたり、中古住宅を買ったりした方が「資産になる」のでその方がいいと耳にすることがあります。しかし、日本の住宅は他の国に比べて価値の下落が激しいと言われています。

例えば、木造戸建て住宅は約20年で一律に価値がゼロ(土地のみが資産)となるような評価方法が根強く残っています。そこで、国は住宅の資産化を進めるための制度や施策の見直しを進めています。

現在行われている制度で「住宅性能表示制度」があります。これは、耐震性や省エネ性等10分野で評価し、一般の人にもわかりやすいようにそれぞれ等級で表示する制度です。

住宅に性能を付加することで家の価値を高め、将来売却等の時に適正に評価・取引されることで老後の資金を確保できるようにして、解消していくのが住宅政策の一つの大きな方向性になっています。

この制度は、中古住宅にも使えます。(新築よりも評価項目は少ない。)

「住宅性能表示制度」を取得するにあたって、技術基準・手続き・審査等で費用も掛かってきますが、資産価値の上昇、地震保険料割引率拡充などメリットは計り知れないと思います。

 

新築住宅の住宅性能表示制度ガイド

既存住宅の住宅性能表示制度ガイド